いらかのせかい

酒米探訪~愛山~

「チャーミングな美人」と評される愛山他に類を見ない繊細で優しい甘味そして濃醇な味わいが特徴晩生で山田錦以上の千粒重を持つため倒伏しやすく栽培が難しいとされており生産が滞った時期がありましたが灘の剣菱が契約栽培を続け品種を守り続けた背景があります「十四代」が用いたことで一躍有名になりました誕生は1949年愛船117を母に山雄67を父にして交配両親から1字ずつを貰い受け「愛山」と名付けられた好適米酒米...

酒米探訪~秋田酒こまち~

「米の秋田は酒の国」というキャッチフレーズをうたう秋田県昭和63年には酒造好適米新品種開発事業がスタート鑑評会出品酒に用いる酒米を県内産で・・との強い思いが実を結び平成10年に県オリジナル品種「秋田酒こまち」の開発に成功した 「秋系酒251」と「秋系酒306」を交配し誕生酒造好適米として最高品質を誇る山田錦並みの醸造特性と県内酒米主力品種「美山錦」並みの栽培特性を併せ持つとされ吟醸酒用酒米として育成され...

酒米探訪~雄町~

山田錦、五百万石、美山錦とともに4大酒造好適米に数えられる雄町オマチストと呼ばれる熱烈なファンに支持される酒米  その歴史は古く幕末安政年間備前国雄町で育った品種を「二本草」と名付けたのがその起源その後、栽培領域拡大に伴いいつしか地域名での呼び名が定着「雄町」と呼ばれるようになったとのこと 多くの酒米のルーツとも呼ばれ山田錦や五百万石はその血統が受け継がれ生まれた品種 酒造好適米として優れた特性が...

酒米探訪~改良信交~

信交190号というお米を「改良」した酒米信交190号は「亀ノ尾」を父母両系統どちらにも持っており名酒米「亀ノ尾」の血の色が濃い品種別名を「たかね錦」と呼び新潟などで現在も多く用いられています草履の材料に用いられるほど背が高いのが特徴の改良信交肥料を多く与えると倒れる恐れがあり必要最低限のスリムな状態に育てなければならず生産者泣かせの品でもあり他の酒造好適米に押され生産量が減少しているのが現状しかし...

酒米探訪~神の穂~

三重県初の酒造好適米「神の穂」地元で生産された酒米で酒を仕込みたい・・県内酒造メーカーの要望を受け美味しいお酒ができかつ栽培しやすい酒米の開発に伊賀研究室が着手さまざまな試験を繰り返し平成22年8月に品種登録された新酒米 公募で採用された名称「神の穂」は「神の国でとれた美味しい酒米」をイメージ交配の組み合わせは福井の南越165号と愛知の夢山水旨味が豊富で優しい味わいが三重の日本酒を更に発展させるは...

酒米探訪~亀の尾~

大ヒット漫画「夏子の酒」のモデルとなった酒米「亀の尾」深みがあるコクになめらかな舌触りを持つ味わいがその特徴 誕生は古く明治26年山形の篤農家阿部亀治氏が冷害の中3本だけ金色に実った穂を発見施策園で育種し世に広めた品種耐冷性に優れ飯米として東日本で広く栽培現在食される多くのブランド米のルーツであり「ひとめぼれ」や「あきたこまち」「つや姫」「コシノヒカリ」に至るまで亀の尾がなければこの世に存在しない...

酒米探訪~きたしずく~

米どころであっても酒米は不毛の地であった北海道道産米は冷害対策によりたんぱく質含有量が高かったのがその要因酒造り過程においてたんぱく質が多いことはマイナス要素にしかならないためである酒米の王様と称される山田錦が誕生したのは1936年北海道に初めて「初雫」と呼ばれる酒造好適米が生まれたのが1998年山田錦が世に出て半世紀後のこと1970年官民合同で北海道酒米研究会は発足していたものの北海道の風土にあ...

酒米探訪~吟ぎんが~

寒さ厳しい岩手の地において耐冷性ある県内産酒造好適米開発は念願1999年出羽燦々と秋田酒49号を交配できあがったのが「吟ぎんが」品質の高さから同年には岩手県奨励品種に認定されています 清酒の官能検査では「美山錦以上」とされきれいで爽やかな清酒に仕上がると評判の吟醸向け酒米です件の美山錦と比較すると粒に厚みがあり酒造りに欠かせない心白の発現率が高くかつ質も良いのが特徴今後目が離せない品種です...