酒米探訪~きたしずく~

きたしずく202106-1






米どころであっても
酒米は不毛の地であった北海道
道産米は冷害対策により
たんぱく質含有量が
高かったのがその要因
酒造り過程において
たんぱく質が多いことは
マイナス要素にしかならないためである

酒米の王様と称される
山田錦が誕生したのは1936年
北海道に初めて「初雫」と呼ばれる
酒造好適米が生まれたのが1998年
山田錦が世に出て半世紀後のこと
1970年官民合同で
北海道酒米研究会は発足していたものの
北海道の風土にあう
酒米開発のハードルは
あまりにも高いものであり
本州より酒米をわざわざ取り寄せ
酒造りする期間は長く続くことになりました

それでも諦めなかったのは
「北海道の米で全国に誇れるうまい道産酒を!」という
北海道酒造り関係者の情熱の賜物
それが「初雫」誕生に繋がりました

そして現在
あらたに「吟風」「彗星」「きたしずく」といった
北海道産酒米が開発され
全国的に脚光を浴びています

中でもきたしずくは
雄町と同じく
北海道産吟風の系譜をひく酒米
香味的には
吟風と彗星の間くらいの感じに位置し
バランスの取れた味わいに
適度な香りと
きれいな酸が感じられる酒米
耐冷性が高く安定生産も可能で
北海道ならずとも注目の品種となっています