酒蔵ファイル~神亀酒造~

blog神亀酒造20210822







酒蔵名

神亀酒造

酒造ホームページ







所在地

埼玉県蓮田市
馬込3-74

いらか取扱銘柄酒造マップ











銘柄

神亀/ひこ孫/真穂人
仙亀/かるくいっぱい
小鳥のさえずり/凡愚





いらか選りすぐりの酒

過去取り扱い銘柄







多くの場合蔵元は
経営者のもとに生を受けた
跡取り息子の場合が多いが
埼玉の銘酒・神亀酒造8代目は
先代に請われ
東京の酒販店から
婿入した人物である

戦争中に米不足から
サトウキビの
絞りかすからできた
醸造用アルコールを
酒米で造った醪に
加えて3倍に薄め
ブドウ糖や人工調味料
酸味料で味を調えた
三倍醸造酒が誕生

低コスト、大量生産可能なため
戦争が終わり米不足解消後も
生産は継続

70年代には地酒ブームが起こり
醸造用アルコールの量は抑えて
調味料を加えない
本醸造酒や吟醸酒が生産
酒質は向上されるも
高コストの純米酒は
広く出回らなかった

そんな時代背景の中
いち早く三増酒生産を停止
87年には全ての仕込みを
純米酒に切り替えたのが神亀酒造
先代の7代目小川原良征氏が
東京農業大学在学中恩師から
娘が日本酒は甘くて
混ぜものが多すぎおいしくないと
ワインを好んで飲んでいる
日本酒は本来の造りである
純米酒に戻らないと
やがてワインに
席巻されなくなってしまう
・・と言われたのがそのきっかけ

卒業後実家に戻り
周囲に反対されながらも
厳選した酒米を
昔ながらの製法で醸し
熟成させて
出荷するスタイルにたどり着く

一方高校を卒業し
実家である
東京都墨田区のニシザワ酒店を
手伝っていた貴夫氏
父とともに神亀酒造を見学
酒造りに真摯に取り組む
その姿勢に共感
自らの酒販店を純米酒専門の
取り扱いにすることを決意
店を改装、試飲用の器具も揃えた

その後、仕入れも兼ね
神亀酒造を頻繁に訪れる貴夫氏
先代良征氏が企画する
酒米の田植えにも参加
絆を深めていくことになる

良征氏の子供は娘が2人
貴夫氏は良征氏の夫人から
「娘と付き合ってみては」
と提案され、交際に発展
そして結婚し蔵に入るに至る

先代の功績の大きさに
自分が蔵に入るなど
無理だと悩んだ貴夫氏だが
先代が自分を信じ
託してくたことが
純粋にうれしく
これも運命だろうと
思うようになったと言う

嘉永元年
1848年創業の老舗
件の如く日本の純米酒を
リードしてきた名門蔵
親から子へと
引き継がれた歴史と伝統が
これからも
銘酒神亀を世に送り出し続ける